◆JERAセ・リ−グ DeNA6―8阪神(27日・横浜)

 ついに封印を解いた。9回2死一塁。DeNA・山崎は素早く体を反転させ一塁へけん制を投じた。プロ6年、通算306試合目で初めてだった。2球連続で警戒したが二盗を許した。その後、大山に四球、崩れたリズムは戻らずサンズに左中間に逆転3ランを被弾した。

 山崎の、ラミレス監督の執念も実らなかった。1点差の9回から登板。2死から慎重に攻めマルテに四球。代走に俊足の植田を送られた。代打・大山に2ボール1ストライクとし、一塁ベンチから木塚投手コーチがマウンドへ。通常、守護神が打者との対戦途中に行くことは考えられない。指揮官は「植田のリードがすごい大きかったので『注意しろ』と言ってもらいに」と説明。山崎には指示通りの2球だった。

 これまで「一番は打者に集中したい」と、クイックを極め、ボールを持つ時間を変え、目で走者を抑え対応してきた。俊足の走者でついに解禁したが勝利にはつながらず「このような展開になりチームに申し訳ないです」と、責任を背負いこんだ。6連勝も、首位浮上も消え、指揮官は「山崎の状態は悪くない。打たれる時はある。仕方ない。特にハマスタはほかに比べ相性がよくないので。明日は新しい日がくる」と努めて前を向いていた。(岸 慎也)