大相撲で三役経験のある東前頭5枚目・阿炎(26)=錣山=が結婚していたことが27日、分かった。お相手は同じ埼玉県出身で20代の一般女性で、3年の交際期間を経てゴールインした。今月下旬に婚姻届を提出。師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)や周囲の関係者には報告済みで、挙式・披露宴は未定。「四股王子」と呼ばれる人気力士が、二人三脚で7月場所(同19日初日・両国国技館)に臨む。

 兄1人、姉2人と4人きょうだいの末っ子の阿炎。両親を含め一家仲良しで、誰よりも家族を大切にする男だ。横綱・白鵬(宮城野)から自身初金星を挙げた18年夏場所取組後のインタビューで「お母さんに報告したいので、もう帰っていいですか?」と自ら途中で切り上げたシーンは、記憶に新しい。

 毎年、父の日と母の日は、きょうだいでそろってプレゼントを渡している。おいっ子、めいっ子が増えるとその成長を見るのも楽しみのひとつ。きょうだいからおいっ子の写真が送られてくると、大きくなった姿に涙腺を緩ませたこともあるという。

 家族だけではなく、人とのつながりも大切にする。昨年9月、後援者の知人が住む千葉・鴨川市が台風15号で大きな被害を受けたと知ると「できるんだったらやる」と、すぐにブルーシートやおむつなど約30万円分を寄付した。自分に関わる人を大切にする力士が、今度は奥さんと温かい家庭を築いていく。(大谷 翔太)