巨人は救援陣が踏ん張れず、ヤクルトに逆転負けを喫した。2点リードの6回に2番手の高木から、宮国、藤岡で一挙7失点。村上のソロから山田哲の満塁弾など打者一巡12人の猛攻を食らった。ただ、この試合、気になったのは6回表の攻撃で左中間二塁打を放った先発・田口に代走を送った場面。5回83球2失点と好投していた左腕の交代は「次の1点」を取りにいった攻撃的な作戦だったが、不発に終わった。

 田口は踏ん張り、マウンドに立ち続けた。初回にいきなり4連打を浴び2失点。このままズルズルいってしまうかと思われたが、立て直した。左腕は「立ち上がりのリズムが悪かった」と反省。2回からはセットポジションで投げ、投球テンポを少し上げた。3回以降は毎回の3者凡退。結果は83球を投げ5回6安打2失点、無四球3奪三振と粘投した。

 今年から先発に戻り、左のエースとして投手陣を支える。中継ぎ陣に負担をかけないよう、先発として長いイニングを投げることが仕事と考えている。個人調整期間中には142球の投げ込みを行った日からブルペンで異例の“3連投”。「いつも100%の状態でマウンドには上がれない。状態は50%の日でも投球技術は100%に持っていけるようにしたい」と、チームの勝ちを呼べる投手になれるように練習を重ねた。

 状態は良い方ではなかったかもしれないが、自分で修正点を見つけ改善した点は成長だ。バットでも3打数2安打1打点と奮起。だが、後悔は残る。「前回(5回1失点)と一緒で6イニング目のマウンドに立つことができなかった。長いイニングを投げさせてもらうような投球ができるようにしていきたい」。次戦は先発としての“仕事”を全うしようと燃えているだろう。

(巨人投手担当・玉寄 穂波)