男子テニス世界ランク48位の西岡良仁(24)=ミキハウス=が28日、8月14日開幕のシティ・オープン(米ワシントン)から再開するツアーに懸念を示した。参戦予定ではあるが「断然、不安の方が強い」ときっぱり。米国内で感染者が増えていることも不安材料になっている。大会期間中の詳細な感染症対策は伝わってきていない。「やりたいからやる、というのはどうなのかなと思う」と批判した。

 ツアー再開決定にあたり、男子ツアー統括団体ATPとトップ100の選手がミーティングをもった。しかし「ハブられてるんですかね(笑い)グループへの入り方も分からないし、ミーティングに出られなかった」ため、情報が入ってこなかった。一方で4大大会の全米オープン(8月31日開幕)主催者側からは、誰を同行するのか問う連絡があった。対応にばらつきがあり、不信感が生まれるのも不思議はない。

 海外では世界ランク1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)主催の大会で本人を含む9人の感染が確認された。国をまたいで多数の選手が集まる場に行く以上、「いつかなる(感染する)覚悟をしないといけない」とまで考えている。欠場すれば収入源となる賞金は入らず、世界ランクが下がれば出場圏内にいる東京五輪も遠ざかる。葛藤はあっても出場せざるを得ない。

 この日は千葉・柏市内でエキシビションマッチに参加。「すごく楽しかった」と話した。試合勘を取り戻しながらツアー再開に備える。