◆パ・リ−グ 西武4x―3ソフトバンク(28日・メットライフドーム)

 3年ぶりのリーグV奪回を目指すソフトバンクが、もがき苦しんでいる。2016年4月8日以来、工藤政権ワーストタイの借金3。2カード続けて負け越したチームの現状を、担当の戸田記者が「見た」。

 6連戦の怖さを痛感した。6戦5発と山川を乗せてしまったことがカード負け越しの要因だ。同一チームとの対戦が続いた昨年のポストシーズンでは10連勝で日本一。巨人・丸ら主力を徹底マークで封じ込めたが、今回は逆にキーマンに手痛い一発を浴びた。「1人の打者を乗せてしまうと、ガッと打たれてしまう。そういう選手をつくらないように」と工藤監督は唇をかんだ。

 打線もかみ合わない。前日(27日)から2番に柳田を据える“超攻撃的オーダー”を組んだ。初回の攻撃を重視する指揮官の狙い通り、2試合連続で柳田が一発。幸先良くリードを奪ったが、3回以降は無安打。現状、ベストオーダーが見えないところに不安を感じる。

 開幕2戦目に上林、今宮が背中の張りでスタメン落ち。この日は前日4番だった長谷川が古傷の右足首への負担を考慮され、ベンチスタートだった。打順は9試合で8通り。柳田らが故障するまでオーダーをいじらなかった昨年とは対照的に首脳陣の苦悩が透ける。

 首位・ロッテとは5ゲーム差。2軍調整中の千賀、中村晃、内川らが復帰し、デスパイネ、グラシアルが来日すれば戦力は大幅にアップするが、これ以上離されるとリーグV奪回は遠のく。(戸田 和彦)