バレーボール女子でロンドン五輪銅メダルの新鍋理沙さん(29)が29日、オンラインの会見で現役引退を報告。本来は東京五輪で引退する意向を固めていたが、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言発令前の日本代表合宿中に痛みが出た右手人差し指を、合宿解散後の4月に手術。数年間、痛みに悩まされていた箇所だったといい、リハビリをする過程で「1年後に延期になった五輪で自分の納得できるプレーができるか想像ができなくなった。五輪が延期したのは絶望というか、私にとっては1年が長く感じた。ここで辞めるのは無責任とも思ったけど、中途半端な気持ちではいけないと思った」と決断に至った理由を明かした。

 2009年から久光製薬でプレーしてきた新鍋さんは175センチと攻撃的な選手としては小柄だが、安定感のあるサーブレシーブで頭角を現し、攻守の要として日本代表を支えてきた。今後は久光製薬とマネジメント契約を結び、指導や解説などの活動をする予定。「私はバレーボールが今までのすべてだったので、バレーボールの素晴らしさを伝えていきたい」と意欲を語った。