今年2月に84歳で亡くなったプロ野球の名監督・野村克也さんをしのぶトークショー「追悼・野村克也 蔵出しドキュメンタリー上映&江本孟紀が語りつくす“南海ホークス”秘話」が29日午後8時から、有料動画配信サービス「ツイキャス」で生配信されるにあたり、プロ野球評論家の江本孟紀氏(72)が会見した。

 南海の帽子やメガホンに囲まれ、取材に応じた江本氏は「最近は『名将』『ヤクルトの野村』のイメージが強いが、野球人、プレーヤーとしても王さん、長嶋さんらと匹敵するぐらいのスーパースター。そこをもっと分かってもらいたい」と力説。加えて「あの人は実は長嶋ファン。長嶋さんの事が大好き。でも、それを言わない。本当は好きなのに逆のことをしたりすることは結構あった」とヤクルトの監督時代に巨人に対して放っていた毒舌の裏側を明かした。

 1972〜75年の4年間、南海の監督兼任の捕手だった野村さんとバッテリーを組んだ。東映から移籍してきたばかりの江本氏は、野村さんから「『お前のサインは3つだけ。グー・チョキ・パー。単純や。ウチに来たらもっと難しいで』と一番最初に言われてショックを受けました。後でじわじわと分かってきた」とシンキング・ベースボールの先駆者に感謝。「家族でもなく親でもないけど、独特の感覚がありました」と恩師を表現した。

 この日は野村さんの生誕日で「生誕85年記念」として、大阪・なんばのロフトプラスワンウエストで配信を実施(動画アクセスは「ロフトプラスワンウエスト」HPから)。2004年にカンテレで放送された「ザ・ドキュメント 帰らざる黄金の日々〜南海ホークスへの鎮魂歌〜」も上映される。