米大リーグ機構は29日(日本時間30日)、60試合の縮小日程で来月23日(日本時間24日)に開幕するシーズンのルール概要を発表。新型コロナウイルス感染症防止のため、ナ・リーグでDH制が採用され、唾吐きや乱闘が禁止されるほか、コロナ関連の新たな故障者リストを設置。選手が検査の結果、陽性判断が出た場合はもとより、自覚症状がある場合や、陽性診断者と濃厚接触した選手にも適用される。

 一方、2年連続2桁勝利のダイヤモンドバックスのマイク・リーク投手(32)や、ナショナルズのライアン・ジマーマン内野手(35)、ジョー・ロス(27)投手は安全健康面から今季、プレーしないことを選択したほか、ツインズでは65歳以上の2コーチが今季の任務を離れるなど、キャンプインを前にチーム再編成が進んでいる。

 米メディアによると、ジマーマンは新生児を含む3人の子供と既往症のある母親の安全健康面からプレーしないことを選択。「連覇を目指して戦いたかったが、自分と家族のために最良の決断だと思った」と代理人を通じて声明を発表。選手会と機構の交渉では、健康面のリスクが高い選手は試合数換算の給与が保証され、そうでない場合は無報酬でプレーしない権利が認められている。

 ツインズは健康を配慮して、68歳のマクレアーブルペンコーチと66歳のエバースコーチの給料支払いの上に任務から解いた。バルデリ監督は同日、オンライン会見で「今後もチームから陽性診断が出る可能性はある。問題はその時どう舵をとるか。ショックを受けたり、途方にくれたりせず、状況を想定して準備する」。安全確保のため、遠征先の外出禁止など選手への規制が厳しくなる中、「皆が自由というものに自己犠牲を払って集団として戦っていく」と語った。