定山渓、女性の一人旅に人気 予約サイト全国5位 食事やエステ…多彩な気配り

定山渓、女性の一人旅に人気 予約サイト全国5位 食事やエステ…多彩な気配り

 札幌市南区の定山渓温泉が近年、女性の一人旅の目的地として人気を集めている。旅行予約サイトの楽天トラベルが宿泊実績を元に発表する「女性の一人旅に人気の温泉地ランキング」で毎年順位を上げ、2016年は全国5位に入った。今冬には、道内で初めて利用を女性に限った宿が登場し、人気に拍車を掛けているという。何が女心をつかむのか。冬の温泉街を訪ねた。

 定山渓温泉で第一寳亭留(ほてる)が経営する「翠蝶館(すいちょうかん)」は「女性のための宿」を掲げている。宿泊客を中学生以上の女性に限定し、女性が楽しめるサービスを充実させているという。そんな宿なら、一人旅初心者の記者(28)でも安心だ。癒やしを求めて泊まってみた。

 今月初め、金曜日の昼すぎ。市内中心部から、定山渓行きの無料送迎バスに乗り込んだ。一人旅だから荷物も少なく、小さなボストンバッグを手に約1時間で宿に到着した。札幌都心からのアクセスが良好なのも初心者にはうれしい。

 翠蝶館は、全20室のこぢんまりとした造り。自然な色合いで統一された洋風のしつらえで、心地の良い静けさに包まれていた。玄関には「美」の書が掛けられている。2005年に、女性を中心に夫婦やカップルの利用を想定して開業したが、昨年12月に全国でも数少ない女性専用の温泉宿として改装した。

■三つのテーマ

 コンセプトは、昔ながらの「湯治」を現代的に楽しんでもらうこと。ソファに案内されると、女性スタッフに中華風の菓子と茶でもてなされ、「まずは滞在のテーマを選んでください」と優しく案内された。

 テーマは心を癒やす「リラックス」、活力を得る「エナジー」、体の老廃物を出す「デトックス」。食事や飲み物がそれぞれに工夫されているという。日々のストレスから少しでも心を解放したい―。迷わず「リラックス」に決めた。

 広々としたツインルームで作務衣(さむえ)に着替えた。館内を歩くと、一人で読書中の女性に会った。札幌市西区のチサトさん(32)。金融機関に勤め、この日は急に休みが取れたという。「独身なのに、自分にお金を使っていないなあと思って。日々、仕事で戦っているので、日常をシャットダウンしたくて来ました」

ニュースをもっと見る

スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

関連記事

おすすめ情報

北海道新聞の他の記事もみる

北海道/東北の主要なニュース

12時09分更新

北海道のニュースランキング

ランキングの続きを見る

東京の新着ニュース

東京のニュースをもっと見る

地域のニュースを見る

地域を選択してください

戻る都道府県を選択してください

記事検索