下川で90年「寿フードセンター」3月末閉店 人口減や大型店流出響く 「常連さんの支えで続けられた」

下川で90年「寿フードセンター」3月末閉店 人口減や大型店流出響く 「常連さんの支えで続けられた」

 【下川】今年で創業90年を迎える町内の老舗スーパー「寿フードセンター」(錦町)が3月いっぱいで閉店する。町内で唯一、鮮魚の対面販売を続け、高齢者向けに食材を配達するなど、住民のニーズにきめ細かく対応してきたが、来店客の減少や近隣大型店への流出が響いた。町民の食卓を長年支えてきた商店街の「顔」がシャッターを下ろすことに、惜しむ声が聞かれる。

 「1本だけあれば十分なんだけど…」。寿フードセンターの野菜売り場で、60年以上店に通う町内の久保スエさん(96)は、3本入りのニンジンの袋を見つめていた。常連客の気持ちを察した店員は、店の奥からニンジン1本を出し、久保さんにそっと手渡した。久保さんは「店員さんは皆親切。閉店は本当に残念です」と肩を落とした。

 店は1929年(昭和4年)4月、夏野俊一社長(77)の父の故・慶一さんが幸町に創業。48年に現在地に移転した。夏野社長は大学卒業後の64年ごろから、下川に戻って店の運営に携わり、慶一さんが亡くなった72年に継いだ。


関連ニュースをもっと見る

スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

関連記事

おすすめ情報

北海道新聞の他の記事もみる

北海道/東北の主要なニュース

北海道 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

地域 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る 動画一覧を見る

地域選択

記事検索