帯広中心部の屋台村「北の屋台」が2001年に開業した当初から唯一営業してきた「居酒屋こころ」が、28日を最後に閉店する。店を切り盛りしてきた木村武博さん(71)、洋子さん(67)夫妻の高齢が理由だ。新型コロナウイルスの影響で人通りが減る中、「お客さまへの感謝の気持ちしかない」という二人は最終日までいつも通り、酒と料理と心地よい会話で来店客をもてなそうと心に決めている。

 「おはよう」。店主らが出勤し、周辺がざわざわし始めた午後3時。店のカウンターに腰掛け、窓越しにあいさつを交わすのが武博さんの開店以来の日課だ。夕方には買い物を済ませた洋子さんと準備に入る。