新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、札幌市の秋元克広市長が記者会見で、市民に医療態勢の逼迫(ひっぱく)を訴え、外出自粛を呼び掛ける場面が増えている。道内外の他地域に比べて感染者数が多い傾向が続いているためだ。ただ、市の取り組みや呼び掛けは国や他自治体の前例を踏襲した内容が多く、対策は後手に回っている。

 市長の定例記者会見は月2回が通例。しかし、市内で日別の感染者数が20人台に達した4月下旬から臨時記者会見を度々行い、4月20日から今月8日までの間に計6回に上った。「このまま感染が拡大すれば医療崩壊が避けられない」(4月21日)、「大型連休は、とにかく家にいてください」(同30日)と、時には語気を強めて市民に訴えかける。