帯広市のボランティア団体「十勝川さけの学舎(がくしゃ)」は9日、シロザケの稚魚約4千匹を十勝川に放流した。新型コロナウイルス感染防止のため、例年開いている一般参加の放流会を中止し、同団体の会員9人が静かに稚魚を見送った。

 今年で5回目。環境に対応できる野生のサケの回復を目指し、人工授精だけでなく、産卵用の砂利を敷いた水槽で雌雄のサケに自然産卵させているのが特徴。1月半ばにふ化し、十勝大橋の帯広側にある十勝川インフォメーションセンターの大型水槽で稚魚を育てた。体長は5、6センチ。背中に黒っぽい斑点模様がある。4年後、十勝川に戻るのは全体の3%ほどという。