【厚岸】厚岸由来のアッケシソウの群落を復活させようと、町が40年来の宿願を果たすため、厚岸湖岸で人工栽培に取り組む。2年かけて試験栽培地を造成し、2022年度に種をまいて群落をゼロからつくる。栽培ノウハウを確立し、観光資源に育てたい考えだ。

 アッケシソウは塩水を含む砂地に自生する一年草。秋に赤色となり、色や形状からサンゴソウとも呼ばれる。1891年(明治24年)、潮の満ち引きがある厚岸湖の牡蠣(かき)島で発見され、採取地にちなんで命名された。1921年に国の天然記念物に指定されたが、地盤沈下などで姿を消し、94年に指定を解除された。現在は湖の奥地数カ所に小さな群落が残るだけだ。