日本ハムの清宮幸太郎内野手(20)が24日、千葉・鎌ケ谷で行われた西武との2軍の練習試合に「4番・一塁」で先発出場。六回の第3打席に、今季実戦第1号となる右越え本塁打を放った。公式戦開幕を目指している4月24日に向け、さらに状態を上げていく。

■2軍練習試合 29打席目ついに

 代名詞である豪快な一発がついに飛び出した。1点を追う六回。先頭で迎えた清宮はカウント1―1から、真ん中付近に来た西武・伊藤の141キロを強振した。「いったかなと思いました」と手応え十分の当たりは、右翼席へ一直線。紅白戦、練習試合、オープン戦を通じて、今季実戦での初本塁打となった。

 実戦12試合目、29打席目での一発に「結果がいいのは良いこと。調子自体は悪くなかったので、あとは打ち損じなく打つだけだと思っていた」と笑みを浮かべた。

■打ち続けるだけ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、プロ野球は4月10日の開幕案を断念し、4月24日の開幕を目指すことで合意。右肘の手術で出遅れていた清宮にとっては、前向きな要素に捉えることもできるが「特に変わりない。自分は目の前の試合で打ち続けるだけ」と言い聞かせるように話した。

 無観客での試合が続いている鎌ケ谷スタジアムでは日本ハムの選手が本塁打を打つと、スタンドに投げ込むホームラン人形にサインを入れ、ファンにプレゼントする企画が実施されている。「少しでも僕のホームランで喜んでくれる人がいるなら、たくさん打てればと思います」。アーチを量産し、球春を待ちわびるファンのもとへ笑顔を運ぶ。(中田和樹)<道新スポーツ3月25日掲載>