北浦は栃木・白鴎大足利高から2017年ドラフト5位で入団。今季勝負の3年目を迎える。「僕的には開幕が遅れてくれたことはチャンス。アピールする機会があると思う。いい結果出して、1軍の首脳陣にいい報告がされるように頑張りたい」。新型コロナウイルスの影響で先が見通せない難しい状況もプラスに捉え、初の開幕ローテーション入りを狙う。

 プロ1年目の2018年9月7日、楽天戦で先発デビューを果たす予定だった。しかし、前日6日に最大震度7を記録した北海道胆振東部地震が発生。試合が中止となり、登板はお預けとなった。それでも同10月4日の楽天戦で中継ぎとしてプロデビュー。翌19年7月27日にはプロ初勝利も記録した。

 今年の春季キャンプは2軍スタート。臀部化膿(でんぶかのう)の影響で別メニュー調整となるなど出遅れた。プロ1年目に最速152キロを計測した直球も、2年目以降は一度も150キロを超えていない。「とにかく球速を戻したい。150キロ近い球を継続的に投げられるように」。キャンプ後は2軍首脳陣と毎日約1時間の肉体強化を実施。腹筋と下半身を徹底的に鍛えてきた。

 実戦登板でも手応えは感じている。「もう3年目ですし、一日一日が勝負。体調崩したりしたら終わり。本当に気をつけています」と自覚も十分。剛速球を取り戻し、1軍の座を射止めてみせる。<道新スポーツ4月30日掲載>