日本ハム・中田翔内野手(31)が、札幌市内の合宿所でオンライン取材に応じ、きょう10日の母の日を前に故郷の広島で暮らす母・香織さんへの感謝を口にした。また、球団では中田ら12選手が世の中の頑張っているお母さんに向けたメッセージとして、フラワーアレンジメントを作製。その模様は10日から球団の公式SNSで配信される。

 日本ハムの頼れる主砲・中田にとって、女手一つで育ててくれた母・香織さんはいくつになっても特別な存在だ。プロ入り後、母の日には欠かさず贈り物をしており、今年も花を贈るという。

 「小学生の時は面と向かって『ありがとう』と言うのは別に恥ずかしくなかった。プレゼントを贈るようになったのは、自分でお金を稼ぐようになってから。今の自分があるのは母親のおかげでもある。すごく感謝している」

 少年野球チーム時代には毎回のお弁当作りに送り迎え。大阪桐蔭高時代には広島から車で4時間ほどかけ、週2〜3回ほど練習や試合を見に来てくれた。新型コロナウイルスの感染拡大で香織さんとは会えないが、兄の家族を含めたLINEのグループ通話などで連絡を取り合っている。

 「兄貴も自分も子どもの写真は載せている。子どもがばあばと話したいっていうので、テレビ電話で話すこともある。会いたいと思うけど、会わせてあげられない今の現状は悲しい」。

 画面越しでしか顔を見られない日々。だからこそ、元気にプレーする姿を見せることが何よりの親孝行になる。

 「子どもができた今、一番はわが子が何をするにも楽しく、けがなくやってくれること。今は野球ができないけど、野球をハツラツと楽しそうにやっている光景をテレビ越しでも見てもらうのが、一番の親孝行だと思う」

 プロ野球は無観客でのシーズン開幕が決定的。元気ハツラツのプレーで、オカンを喜ばせる。(中田愛沙美)<道新スポーツ5月10日掲載>