今季初勝利が遠い。開幕投手を務めた有原が、今季2度目の登板に臨み、6回100球投げ、7奪三振も10安打5失点。楽天先発・則本昂とのエース対決で投げ負けた。

 「走者を背負って投げる場面が多く、リズムになかなか乗れない投球になってしまった結果、大量失点してしまい、チームに迷惑をかけてしまいました」

■毎回走者背負う

 毎回走者を出す苦しい展開。マウンド上の有原は額から流れる汗を何度もぬぐった。一回、先頭の茂木に二塁打を浴びると、続く鈴木大の一塁内野安打に失策が絡んで先制点を献上。同点に追いついてもらった二回には、先頭・ロメロに勝ち越しの中越えソロを被弾した。四回に2点、六回に1点と失点を重ね、最多勝のタイトルを獲得した昨季は一度もなかった2桁安打を浴びた。

 これで6回3失点で敗戦投手となった19日の西武との開幕戦(メットライフドーム)から自身2連敗。投手キャプテンを担い、チームの大黒柱として期待される今シーズンの初白星はまたしてもお預けとなった。

■「制球面に課題」

 苦しいスタートとなったが「真っすぐも変化球も制球面で課題を残す形になったので、次回登板に向けてこういうことがないように修正したいです」と前を向いた有原。栗山監督も「今はとにかく我慢する時。(心配は)全然ない。打たれているわけではないので、逆に言うと申し訳ない」と絶大な信頼を寄せた。次こそは、エースの意地を見せる。<道新スポーツ6月27日掲載>