工芸の粋、トロフィーに 金沢マラソン前に披露

工芸の粋、トロフィーに 金沢マラソン前に披露

 29日開催の第3回金沢マラソンで、男女別の総合1〜3位に贈呈するトロフィーが12日、金沢市役所で披露された。男子は加賀藩祖前田利家愛用の「鯰尾(なまずお)兜(かぶと)」、女子は冬の風物詩「雪づり」が題材となっており、金沢の工芸の粋や歴史をアピールする。4種類の応援グッズも完成し、市民が沿道から大会を盛り上げる。 トロフィーは過去2大会同様、金沢卯辰山工芸工房の専門員が手掛けた。男子用は染工房専門員安達大悟さん(32)が3Dプリンターで制作した。青やピンクに染色し、兜に映り込む空をイメージし、台座は金沢城の城壁を表現している。 女子用はガラス工房専門員上前功夫さん(32)が担当した。雪づりをかたどったガラスの中に雪に見立てた気泡を配置し、夜の冬景色を思わせる作品に仕上げた。 27、28日に金沢駅もてなしドーム地下広場で展示される。山野之義市長は「金沢の工芸の底力が表れた情緒あふれる作品だ」と評価した。第1回では漆や金箔(きんぱく)を用いて金沢駅の鼓門(つづみもん)を、第2回では九谷五彩や蒔絵(まきえ)の技法で梅鉢紋や雪づりをそれぞれモチーフにしたトロフィーが作られた。 応援グッズは4種類あり、今大会で加わったメッセージボードは、裏面にコースとランナーの通過時間が掲載された。5千枚を用意した。 紙製メガホンは8万個、たたいて音を出す「スティックバルーン」は1万8千組、5色のカラー手袋は3千組作り、小学校や公民館、スポーツ施設などに配った。どのグッズも大会当日に応援スポットなどで入手できる。

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