ニホンライチョウ、3羽誕生 いしかわ動物園、今から「正念場」

 石川県は13日、いしかわ動物園(能美市)で、国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」のひな3羽のふ化に成功したと発表した。7日に富山市ファミリーパークから受け入れた全ての受精卵がかえった。同動物園が繁殖に取り組むのは2年目で、昨年はふ化した1羽が生後4日で死んでおり、担当者は「ここからが正念場」と気を引き締めている。 ふ化したのは、富山市ファミリーパークで飼育する成鳥が5月7〜20日に産んだ受精卵で、21日からふ卵器に入れられていた。6月13日午前5時40分に1羽が殻を破って誕生し、別の2羽は自力で殻を割ることができない可能性があったため、職員がピンセットで殻を取り除き、同6時4分までに生まれた。 体長はいずれも7・5センチで、体重は15・8〜16・9グラム。3羽とも健康状態は良好という。ふ化後、2週間ほどは体調を崩しやすく、感染病にかかる恐れがあるため、飼育員や獣医師ら3人程度の人員で見守る。美馬秀夫園長は「死亡率が高い今後2週間を切り抜けられるよう、慎重に育てたい」と話した。 保護増殖事業では12日夜から13日朝にかけて、富山市ファミリーパークでもひな3羽が生まれている。

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