不利益の4人入学 金沢医科大、不適切入試で9人追加合格

 2018年度の医学部入試で不適切な加点をしていた金沢医科大は12日、不利益を受けた受験者のうち、特別推薦入試(AO入試)3人、編入学試験1人の計4人を19年度に入学させると発表した。追加合格を出したことで募集人員を減らす必要があるが、19年度入試では削減せず、20年度以降に検討する。 金沢医科大は不適切な加点を排除して合否を判定し、AO入試では8人が合格ラインを上回りながら不合格にされたことが判明。昨年12月21日、この8人に入学の意向を調査し、期限の同28日までに3人が入学の意思を示した。編入学試験で不利益を受けた1人も入学の意思が確認でき、19年10月に編入させる。 文部科学省は医学部の不適切入試を受け、追加合格を出した大学が募集人員を減らす影響を緩和し受験生を救済するため、募集減を19年以降最長で6年に分散させることを認めた。 金沢医科大はこの措置を活用し、19年度の一般入試の募集人員75人(前期65人、後期10人)、編入学試験の募集人員3人は変更せず、20年度以降の入試で調整する。当初、19年度の一般入試前期の募集人員を減らし、全体の定員を調整することも検討していた。 文科省から不適切と認定された18年度のAO入試(500点満点)では、石川県の高校出身者は5点、富山・福井県は3点、同窓生の子女は10点、「現役・1浪」の受験生に5点をそれぞれ上乗せしていた。募集要項に明記せず、受験生に左右できない項目を盛り込んだことが問題視された。 編入学試験(420点満点)では、北陸の高校出身者に5点を上乗せし、19〜25歳はプラス10点、26歳は加点減点なし、27歳からは年齢が1歳増えるごとに1点ずつ減点していた。 文科省からは、18年度一般入試の補欠合格者決定でも、年齢の若い受験者を優先したことが不適切と指摘を受けており、今後対応を公表する。金沢医科大はホームページに神田享勉(つぎやす)学長名で不適切入試への対応を掲載し「より透明かつ公正な入学試験を実施する」とした。


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