石井隆一知事は16日、環境省に小泉進次郎環境相を訪ね、県のレジ袋無料配布廃止の取り組みを説明するとともに、全国のレジ袋有料化で例外の措置を設けないよう求めた。小泉氏は県内のスーパーなどのマイバッグ持参率が95%と全国トップであることを評価した。 石井知事は行政、事業者、消費者団体が連携し、2008年に県単位で初めてレジ袋の無料配布廃止に踏み切ったことを紹介。富山発の取り組みが全国展開し、7月に全国の小売店でレジ袋の有料化が義務付けされるとした。 さらに、無料配布を廃止する店舗数が08年の28社208店から19年9月時点で52社508店と倍増したことなどに触れ「県民も参加することで意識が変わった」と指摘した。 県によると、国のレジ袋有料化の取り組みでは一定の厚みがある袋などを例外対象にしているという。これに対し、石井知事は「富山県は全部例外なしでやっている。全国で例外をつくられると後退する可能性もある」と懸念を示した。 このほか、立山黒部アルペンルートで検討するロープウエー整備の支援を要請し、小泉氏は「どういう形で応援できるか考えていきたい」と応じた。立山黒部に関しては、電動で低速運行する「グリーンスローモビリティ」の導入に受けた後押しや、大観台園地展望台の整備促進も要請した。 全国地域婦人団体連絡協議会長で県婦人会長の岩田繁子氏も同席。小泉氏に名刺入れサイズのエコバッグを渡すと、小泉氏は「これは小さくて良くできている。一番小さいエコバッグなんじゃないか」と驚いた様子で話した。 石井知事は文部科学省の丸山洋司初等中等教育局長に教職員の確保など、文化庁の中岡司次長に対して「立山・黒部」の世界文化遺産登録の推進をそれぞれ要望した。