8日に日本航空大学校(輪島市)の航空整備科ヘリコプタ整備士コースを卒業した8人が12日、ヘリの日常整備を担う二等航空運航整備士(回転翼航空機)の国家試験にそろって合格した。医療や防災などの分野でヘリの活用が進む中、整備士の担い手は全国的に不足しており、8人は「金の卵」として航空会社での活躍を誓っている。 国土交通相が昨年に同大学校を航空従事者養成施設に指定して以降、受験者全員が同整備士の資格を取得するのは初めてとなる。 8人は、稲垣康平さん(20)=金沢市出身=、野見隆太さん(24)=砺波市出身=、岡﨑誉史さん(21)=坂井市出身=、鷹見太一さん(21)=岐阜県出身=、平良圭右さん(21)=沖縄県出身=、主濱晴香さん(21)=千葉県出身=、藤松弦汰さん(21)=長野県出身=、前海任さん(21)=奈良県出身=。 8人はヘリコプタ整備士コースの3期生として2017年度に入学し、構内のヘリを使った実習を中心に勉強を重ねた。昨秋に将来の一等航空整備士に必要な基本技術を習得し、その後も航空法や機体、システム、エンジン、機体の取り扱いなどの勉強に励み、試験直前は早朝から未明まで1日十数時間の受験勉強を続けた。 6〜11日に日本航空大学校で行われた二等航空運航整備士の試験を受けた。航空会社に就職する8人は「人の命を預かる仕事なので、責任感を持って仕事にあたりたい」「これからがスタートで、たくさん学んで成長したい」などと抱負を語った。 全国的にヘリ整備士の育成が急務となっており、日本航空大学校の浅川正人学長は「日本の空の安全運航を守るために活躍してほしい」とエールを送った。