12日午後7時ごろ、金沢市駅西本町2丁目で、宅配業者を装った男が1人暮らしの80代女性方に押し入り、現金5万数千円を奪って逃げた。女性にけがはなく、捜査関係者によると、女性は刃物を持った男が家に上がり込んできたと証言しているという。金沢東署と石川県警捜査1課は強盗容疑事件として逃げた男の行方を追っている。 金沢東署によると、男は30〜60代、身長170〜175センチほどのがっちりとした体形。黒っぽいジャンパーに白いマスクを着用し、ナイフのような刃物を所持していた。 捜査関係者によると、男はインターホン越しに「宅配便です」と告げ、女性が玄関の鍵を開けて応対すると、「金を出せ」と刃物を突き付けて脅迫したという。男は女性を脅しながら、室内に侵入し、女性から財布に入っていた現金を受け取って逃げた。別居する家族が同日午後8時半ごろに110番通報した。 県警は民家付近の防犯カメラを解析するとともに、周辺での聞き込みを進め、男の割り出しを急いでいる。 現場は市中央卸売市場から南東に約500メートル離れた住宅街にある大きな2階建ての一軒家。付近住民によると、十数年前に亡くなった女性の夫が飲食店を経営。現在も親族が市内で複数店舗営んでいる。 周辺では空き巣が発生しており、昨年夏にも近所で被害があったという。30代女性は「この辺りには子どもを持つ家庭も多く、心配。早く捕まってほしい」と不安そうに話した。