金大地球社会基盤学系の藤生慎准教授の研究グループとNTTドコモは14日、金沢市の同社北陸支社で、第5世代(5G)移動通信システムを使って橋を点検する実証実験を行った。グループはAI(人工知能)でひび割れの有無を判断するシステム開発を進めており、5G通信で迅速な診断ができることを確認した。 システムは橋の画像をドコモが運用するクラウド上に送信、AIがひびの程度を診断し、色分けして表示する。大規模な橋では画像のデータ容量が膨大になり、送信に時間が掛かるのが課題で、高速大容量の5Gを活用した。 同支社の実証施設は5Gの通信環境が整っており、1億画素の画像を数秒で送信できる。グループによると、従来は橋の点検に目視点検が必要だったが、大幅な効率化が期待される。 NTTドコモ北陸支社法人営業部の島崎友祐SE担当は「今春から商用サービスが始まる5Gを、社会課題の解決に活用する事例の一つになる」と期待した。