AI(人工知能)を活用して点字ブロックからコードを読み取り、観光情報をスマートフォンに配信するシステムの実証実験が15日、金沢市の金沢21世紀美術館周辺で行われた。開発に協力した金沢工大の学生や視覚障害者計19人がシステムを体験し、有用性や課題を探った。 システムは突起の一部を塗装した点字ブロックを専用のアプリを入れたスマホのカメラで読み取ると、コードに応じた案内情報が表示される仕組みで、同市と金沢工大の連携事業として、松井くにお教授(工学部情報工学科)が開発を進めている。 この日、参加者は市道17カ所に敷設された点字ブロックを巡り、うち10カ所のブロックに組み込まれたキーワードを探し出すラリーに挑戦し、楽しみながら課題を探った。視覚障害者は改善点などを指摘した。 松井教授は「聞き取りで得た改善案を生かし、健常者にも視覚障害者にも使いやすいようグレードアップにつなげたい」と話した。