氷見市女良地区の住民有志でつくる「女良ワカメ塾」は、地区特産の灰付けワカメ作りの伝統継承に取り組む。生産者の高齢化で10年ほど前から作られなくなっている。メンバーが21、22日、地元の女性から初めて作り方を教わった。 灰付けワカメは稲わらの灰をまぶして天日干しにすることで保存力を高めた品で、柔らかさや独特の風味が好評だった。 ワカメ塾は2014年にワカメ漁の伝統継承を目的に発足した。女良漁港沖で養殖に取り組み、地元児童らと種付けや刈り取り体験を行っている。今年は例年開くワカメ収穫祭が新型コロナウイルスの影響で縮小した影響で、使えるワカメが確保できた。 作業は中田の作業所で行い、かつて灰付けワカメ作りに参加していた田村登喜美さんが指導した。ワカメ約60キロを水切りして2、3時間陰干し。その後、灰が入った容器にワカメを入れてを灰を付けて再び陰干しした。今後天候を見ながら天日干しを行う。 ワカメの芯を取る作業は根気が必要で、参加者は体じゅう灰まみれになる苦労も味わった。女良ワカメ塾の川口正博塾長は「今回は試験的に行ったが、地元児童らに体験する機会を設けたい」と話した。