不登校の児童生徒を受け入れるフリースクール「とまり木cafe」が4月1日、小松市八幡(やわた)に開設される。学校になじめず、家に引きこもりがちな子どもが安心して過ごせる居場所を作ろうと、市内の元保育士らが計画した。運営会社によると、南加賀でフリースクールが開かれるのは初めて。子どもたちにとって「第2の家」になることを目指し、メンバーが準備を進めている。 フリースクールは民間の施設で、不登校の児童生徒らに学習活動や教育相談などを行う。 「とまり木cafe」は、空き家を活用し、和室や洋室計5部屋を用意する。対象は小学生から高校生までで、定員は10人。平日の午前9時から午後5時に開き、利用する日は好きな時間に出入りし、自由に過ごしてよい。 代表で元保育士の山田香織さん(41)=小松市平面町=ら2人が常駐するほか、看護師や元教員らも協力する。 フリースクール開設のきっかけは山田さんの長男優(ゆう)君(12)の存在だった。優君は小学5年から約1年半、不登校が続いており、山田さんが学校以外の居場所を与えたいと考え、行動に移した。 思いに賛同した小松駅東口前保育園の小松原竜志園長が合同会社「くれよん」を設立。山田さんを社員として雇用し、フリースクールを運営する。 22日夜に施設説明会が開かれ、能美市や加賀市からも保護者が来場し、山田さんから説明を受けた。28日には施設体験会を開き、カレー作りを通じて交流を深める。 山田さんは「子どもがありのままの自分を出せる場所にしたい」と話した。