金沢市の中村町校下の住民でつくる「かなざわご近所コラボプロジェクト」は、学校や公民館などにアンズの鉢を置く「あんずスポット」づくりに乗り出した。文豪室生犀星ゆかりのアンズが校下内の千日町の真言宗雨宝院にあることから、新たな名所として定着を図る。地域住民らに花や実をめでてもらい、ふるさと愛の醸成につなげる。 「あんずスポット」は中村町校下の施設付近に、アンズの苗木を植えるか鉢に入れて設置し、地域住民に成長を楽しんでもらう。現在は中村町善隣館、中村会館、校歌が犀星作詞である中村町小の3カ所をスポットとしている。 プロジェクトではこれまで、雨宝院でのアンズジャムづくりやアンズ鉢のオーナー募集など、アンズを地域のシンボルツリーとしたまちづくりを進めてきた。 水本協子代表(54)によると同校下内でのアンズの木は減少傾向で、アンズを楽しめる場所を増やすため、スポットづくりを企画した。今後は計10カ所ほどに増やし、地域住民に巡ってもらう。 来月19日には「あんずスポット造成セレモニー」を善隣館で開催する。住民を招いてアンズの木を観賞しながら、アンズの菓子を味わう茶会などを企画している。 水本代表は「犀星ゆかりのアンズが、地元住民の誇りにつながればうれしい」と話した。