高岡青年会議所(JC)は、高岡漆器の「螺鈿(らでん)」の技法を用いてSDGs(持続可能な開発目標)のオリジナルバッジを製作した。SDGsの理念とともに、高岡の伝統工芸の技を発信するのが目的で、高岡JCは公式グッズとして国連に使用を申請する。 螺鈿は、アワビ貝やヤコウ貝などを薄く削り、漆器の表面に貼り付ける加飾(かしょく)の技法。高岡は全国トップクラスの螺鈿製品の産地だ。 オリジナルバッジはドーナツ形で、17項目の目標が17色で表現されている。アワビ貝を赤や青、緑など17色に着色し、ドーナツ形の樹脂ににかわで接着した。直径は2・7センチで、衣服に磁石で取り付ける。 高岡JCの山﨑真顧問(40)が、香川県のJCメンバーから香川漆器のバッジを贈られたことがきっかけで発案した。自然の素材を使う伝統工芸は、持続可能な社会を目指すSDGsの理念に合致すると考え、高岡JCのOBの國本耕太郎漆器くにもと代表(48)に依頼し、職人が腕を振るった。 山﨑さんは「多くの人にSDGsと漆器産地である高岡を覚えてもらいたい」と意気込み、國本さんは「高岡漆器の職人にもSDGsの考え方を伝えていきたい」と話した。