福野神明社(南砺市)の春季祭礼で江戸時代から受け継がれている横町(よこちょう)の曳山(ひきやま)の車輪修復が完成した。 車輪は直径約1・3メートルで、修復では外周に鉄輪をはめる「焼きばめ」の技法が用いられた。漆を塗り直したほか、龍や雲、菊がデザインされた飾り金具をいったん取り外して洗浄し、組み直した。老朽化した車軸2本も新調した。 同社前で25日、約20人が曳山に車軸と車輪の取り付けた。横町曳山保存会の川原一博会長(62)は「思った以上にきれいに修復できた」と目を細めた。 総費用は約1250万円で、町内の積立金を充てたほか、日本芸術文化振興会(東京)から612万円、市から374万円の助成を受けた。 福野神明社の春季祭礼は福野夜高祭を宵祭としている。