高岡市教委は、新型コロナウイルス対策で停止していた、小中学校の体育施設の地域開放を3カ月ぶりに再開した。利用者が使用後に消毒する新たなルールを設け、感染者が確認された際に経路を調べられる体制を整えた。市の体育館や運動場の貸し出し利用者は昨年度、延べ29万人に上っており、市民が身近な場所でスポーツに取り組める状態が復活した。 市は、新型コロナの感染が広がり全国の体育施設で感染するケースが確認されたため、3月から小中学校の体育館と運動場の市民への貸し出しを取りやめた。 感染者の収束に伴い、多くの公共施設が再開する一方で、小中学校は児童生徒の感染予防のため教職員が毎日消毒しており、学校関係者以外の施設の利用再開を見合わせていた。 市は今月中旬から、利用時のガイドライン(指針)に合致した団体について学校施設の利用再開を認めることにした。指針では、利用者の手指消毒に加え、ドアノブやネット用支柱といった、よく触る部分の使用後の消毒を徹底するよう求めた。さらに感染者が確認された場合に経路をたどれるよう代表者や利用者の名簿を作ることを義務付けた。 昨年度は市内全小中学校38校の体育施設が市民に開放され、体育館で延べ21万4千人、運動場で7万7千人が、サッカーや野球、バスケットボールなどの練習、試合に興じた。 市教委スポーツ課の担当者は「スポーツは健康維持のために大切であり、新型コロナに感染しない対策をしっかりと講じた上で体育施設を活用してほしい」と話した。