新型コロナウイルスの影響で中止になったイベントへの「鎮魂」をテーマに、不要になった5千枚のチラシを空中にまきながら舞う映像作品が29日までに完成した。即興芝居や独自のパフォーマンスを展開する県内の男女が密を避けながら、踊る姿も収め、7月1日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信する。 制作を指揮したのは高岡市大坪町の結城まゆみさん(44)。夫の寺山晋さん(52)と主宰するアマチュア団体「び〜めんぷろじぇくと」は5月5日、富山市の県民小劇場オルビスで即興芝居の舞台公演を予定していたが、新型コロナの影響で中止となった。 完成した映像作品は「クリエーション 黒南風(くろはえ)に響け び〜めん鎮魂歌」と題した約20分の動画で、即興芝居に出演予定だった社会人の男女6人が登場する。 出演者は富山市の寺家公園や高岡市の雨晴海岸などを舞台に、お祈りをする統一パフォーマンスを取り入れながら、一人一人がオリジナルの踊りを披露している。複数での撮影を避け、各地の映像をつないだ。 結城さんは県内の12団体が開催する予定だった読み聞かせやライブなどのチラシを集め、空中に放り投げて両手を大きく開く斬新なパフォーマンスを見せている。結城さんは「コロナ後は悲劇じゃなく、新たな表現にあふれた楽しい世界になる」と話した。