全日本空輸が運航する能登—羽田便の6月末時点の予約状況を昨年同月末時点と比較すると、7〜10月の予約座席数が7〜8割減の水準で推移していることが30日分かった。新型コロナの影響で東京からのツアー客が大幅に減少し、厳しい利用状況が続く見込みだ。 能登—羽田便は通常1日2往復で運航しているが、現状は1日1往復に減便している。6月末時点と昨年同月末時点の予約座席数を比べると、7月が88%減、8月が77%減、9月が76%減、10月が71%減となった。 能登—羽田便の利用者の半数は旅行客で、東京からの団体ツアーが最も多い。新型コロナの影響でツアー自体が激減しているのが現状だ。 全日空によると、団体ツアーは数十人が大型バスに乗り込んで能登を巡る。ツアーが再開したとしても、「3密」を避けるために、今後は人数を絞ったツアーが主流となる可能性があるという。 大森満晴全日空金沢支店長は「首都圏での新型コロナの感染状況を見極めた上で、国の『Go To キャンペーン』を活用していきたい」と話した。 能登空港開港17年目(昨年7月から1年間)の上半期の搭乗率は75・5%と過去最高を更新したが、新型コロナの影響で3月以降は旅行のキャンセルが相次ぎ、利用が落ち込んでいる。