トランポリン女子の東京五輪代表に決まっている金沢学院大3年の森ひかる選手(金沢学院大クラブ)が30日、大学での練習を公開した。練習後、森選手は「無理せず、楽しむことを忘れないようにできることをやっています」と、新型コロナウイルスの影響で来年7月に延期された五輪に向かって一歩ずつ前へ進む心境を語った。 森選手は現在、「仲間たちと一緒に練習やトレーニングをすると励みになる」と意欲的に競技力向上に取り組んでいる。 新型コロナで、4月中旬から5月下旬まで大学の部活動は自粛となった。森選手は「こんなにも長く(競技を)休むのは初めて」という自粛期間中、友人と電話で話したり、ハンバーグやコロッケ、チーズケーキ、チョコテリーヌなど料理を楽しんだりして気分転換を図った。金沢の自宅などでは体幹の強化やイメージトレーニング、縄跳びなどを続けていた。 爽やかな笑顔がトレードマークの森選手だが、東京五輪が1年延期された直後は「なかなか前を向けず、自分でないくらい笑顔が消えました」という。東京から金沢へ引っ越して五輪に照準を合わせてきた日々を思いながら「1年の延期の時間を何か意味があるものにしよう」と気持ちを切り替え、「何事も諦めず、辛抱する底力が付いたと思います」と前を向いた。 本来であれば7月は五輪が開幕する月だった。1年後、最高のコンディションで迎えるため、調整は仕切り直しとなる。9月に輪島市で予定されていた西日本選手権は中止が決まり、10月末から三重県で開催予定の全日本選手権への出場を想定する。「次の試合が来た時にはしっかり自分の力を出し切れるように調整していきたい。あと1年、頑張っていきたいです」と、意欲を語った。