春呼び込むすまし顔 北方文化博物館に享保雛

春呼び込むすまし顔 北方文化博物館に享保雛

 江戸時代中期以降に流行したとされるひな人形「享保雛(びな)」の展示が、新潟市江南区沢海2の北方文化博物館で行われている。大ぶりで上品なひな人形が、大広間から中庭の雪景色を眺めるように並んでいる。

 享保雛は、7代目伊藤文吉(1896〜1958年)が同館当主を務めた時代に京都から購入。高さ約60センチと現代のひな人形よりも大きい。当時、高価で貴重だったビロードを用いた華やかな衣装をまとっている。

 ほかに、武士や商人、動物の形をした5ミリから3センチの「豆人形」約130点が並ぶ。

 同館学芸員の田中茉莉恵さんは「享保雛は大きさと美しさがあり、広い屋敷によく似合う。新潟の寒い冬に、少しでも春らしさを感じてもらえたら」と話している。

 3月25日まで。午前9時〜午後4時半。入館料は大人800円、小中学生400円。問い合わせは同館、025(385)2001。
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