県内の獅子舞活性化に向け活動する団体「獅子魂プロジェクト」事務局代表の大島信彦さん(54)=高岡市戸出市野瀬=が、18日に東京で行われる「東京シシマイコレクション シシマイフォーラム2020」に参加する。県内で多く見られる「百足(むかで)獅子」について講演する予定で、「地域の人が大勢関わる百足獅子の魅力を伝えたい」と意気込んでいる。

 大島さんは20歳ごろから地元の青年団に入り獅子舞に参加していた。その後、県内の獅子舞が休止中も含めると1170あり、全国最多だと知り、さらに興味を持つようになった。

 30歳ごろに青年団を引退し現役団員をサポートする傍ら、県内で獅子舞に取り組む人が減るのを防ごうと2013年に獅子魂プロジェクトを立ち上げた。ホームページに県内の獅子舞の歴史や種類などを掲載し、広く発信している。昨年からは、高岡市内約30の獅子舞団体と協力し、各地域の獅子頭を紹介するカードも作っている。

 フォーラムは、東京五輪・パラリンピックに合わせて日本文化をPRする「日本博」の一環として、東京文化財研究所と日本芸術文化振興会が開催。全国各地の獅子舞関係者が集まり、若者や外国人に獅子舞の魅力を伝えられるように情報を共有する。

 百足獅子は「カヤ」と呼ばれる胴幕の中に大人数が入って行うもので、全国的には珍しいという。大島さんの他には、山形、長野、沖縄の関係者がそれぞれの獅子舞を紹介する。

 大島さんは「国内外の人たちに富山に目を向けてもらえるようしっかりアピールしたい」と話している。
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