「花の寺」と呼ばれる新潟県佐渡市長谷の長谷寺で、ボタンが見頃を迎えている。新型コロナウイルスの影響で恒例の「ぼたんまつり」は中止となったが、例年より静かな境内に赤やピンクの大輪が映えている。

 長谷寺では薬用として植えられ、現在は20種類ほどの千株が咲き誇る。本堂前の庭園に続き、今週末にかけ観音堂に向かう参道が見頃となる見込み。遅れて白や黄の品種が花開く。

 今年は野だてや琴の演奏などをとりやめたが、境内にはウイルス感染の終息を願う趣向を凝らした。名物の「ウサギ観音」には手作りの大型マスクを着用。その脇には、江戸時代に疫病を鎮めるため作られたとされる「厄よけ地蔵」を、境内の奥から移設した。

 10日に訪れた、50代の会社員女性は「色とりどりで大ぶりの花がきれい。なかなか外出しづらいので心が落ち着く」と見入っていた。

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