戦国武将・明智光秀が門前に10年間暮らしたとされる福井県坂井市の称念寺は、光秀と妻熙子(ひろこ)をデザインした御朱印帳を作った。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う移動制限があるため、参拝できない購入希望者には郵送する。NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」は次回放送から「越前編」に入るため、関係者や地元住民はどのように称念寺を描いているか注目している。

 称念寺は昨年末、光秀夫妻のイラストが入った御朱印の販売を始めた。観光客から御朱印帳の要望が多かったため、地元住民や坂井市などでつくる「おもてなし実行委員会」の協力を得て準備した。

 表紙には浴衣帯製造の小杉織物(同市丸岡町猪爪)の生地を使った。表面には明智家の家紋であるキキョウをデザイン。裏面には寄り添う光秀夫妻をあしらい、2人の夫婦愛の象徴として語り継がれている「黒髪物語」の文字を入れた。

 「麒麟がくる」では、斎藤義龍に敗れた光秀が妻らを伴い美濃から越前に逃れるストーリーになっている。高尾察誠(さつじょう)住職は「明智家の再興を夢見ながら門前で寺子屋を開くなど、歴代の住職が伝えてきたエピソードがどのくらい反映されているか楽しみ」と話す。

 御朱印帳は1700円(御朱印入り2千円)。郵送の場合は送料500円が必要。問い合わせは称念寺=電話0776(66)3675(祝祭日のみ)。
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