バラの花が約100メートルにわたって咲き誇る新潟県佐渡市羽茂大橋の「羽茂春風バラロード」が見頃を迎えている。連日多くの市民が訪れ、鮮やかなピンク色の花と甘い香りに酔いしれている。

 道路の景観を美化しようと、近くで柿農家を営む中川忠次さん(79)、和子さん(78)夫妻が20年以上前に苗木を植えたのがきっかけ。初めは「自分たちで楽しむため」と雑草を刈ったり枝切りをしたりして管理を続けていたが、次第に花数が増え、バラロードという愛称で市民に親しまれるようになった。

 バラは「春風」という日本で作られた品種。県立植物園などによると、トゲが少ないつるバラで、成育が良く花数が多いのが特徴だという。

 道の両側を埋め尽くすバラを一目見ようと訪れた人は、写真を撮ったり、花を手にとって香りを楽しんだりしている。佐和田地区の30代女性は「一面に咲くバラで心が癒やされる」と笑顔だった。

 バラは6月中旬まで楽しめる。忠次さんは「見た人にきれいだと言ってもらえるとうれしい。近くに来たらぜひ立ち寄ってもらいたい」と語った。
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