新潟県弥彦村の弥彦山山頂付近にそびえ、今や全国的にも珍しくなった回転昇降式の「パノラマタワー」が開業50周年を迎えた。昨年末までに245万人を乗せてきた昭和レトロなタワーは、令和の時代も360度のパノラマで観光客らを楽しませる。

 タワーは弥彦山スカイラインが開通した2カ月後の1970年6月に開業。ロープウエーの運営会社である弥彦観光索道が「山頂にシンボルを」と考え建設した。客車が360度回転しながら、8分間かけて約100メートルの高さを昇降する。

 同社によると、2年前に新潟市中央区万代シテイのレインボータワーが解体されたため、回転展望塔としては県内唯一だという。客車は弥彦山の景観になじむようにと落ち着いた緑色だが、かつてはピンク色に塗られていたこともある。

 バブル期のピーク時は年間9万人近くが利用したが、近年の利用者は3万人前後で推移している。40年以上点検業務に携わっている川端功副支配人は「今や希少な存在。維持管理も大変で、現状の売り上げでは厳しいものもあるが、何とか残していきたい」としている。

 パノラマタワーは強風時を除き毎日運行。中学生以上650円、3歳〜小学生350円。7日までは50周年を記念し、ロープウエー往復利用者に限り無料で乗れる。8〜16日と22、23日は職員による星座解説会付きの「夜景&星空クルーズ」(有料)を開催する。

 問い合わせは同社、0256(94)4141。
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