福井県福井市立郷土歴史博物館の夏季特別陳列「東京1964こぼれ話」が8月30日まで開かれている。1964年東京五輪の4種類のポスターや聖火リレーのトーチなど資料27点を展示し「ポスターは並び順がある」「市内に現存するトーチは2本だけ」といったこぼれ話を紹介している。

 松平春嶽の孫で、64年東京五輪の近代五種競技役員を務めた元館長の故松平永芳さんが集め、昨夏に開いた特別展で展示しきれなかった資料を中心に並べた。

 64年東京五輪のポスターは白地に赤色の円、金色の五輪マークと「TOKYO1964」の文字が配されシンボルマークとなった1号をはじめ4種類が制作された。デザインした故亀倉雄策さんは、掲示の際は1号を真ん中に、スタートを切る走者たちの写真を使った2号を左側、バタフライ泳者の3号を右側に配置するよう提案したという。

 聖火リレーは県内では104区間で行われ、使われたトーチは県が回収して市町村や体育協会に配られた。現在の福井市区域には14本が配られたが、所在が分かっているトーチは博物館所蔵の2本のみという。

 旧森田町の1区間のリレー隊員はすべて女性で構成されていた。写真と合わせ紹介している。

 学芸員は「来年に延期となった東京五輪・パラリンピックでもいろんなこぼれ話があると想像しながら来年を楽しみにしてほしい」と話している。

 観覧料は220円。
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