パ・リーグ 福岡ソフトバンクホークス 柳田悠岐選手が、3、4月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。

柳田選手は、4月29日にみずほPayPayドーム福岡で行われた対埼玉西武ライオンズ6回戦、2対4と2点ビハインドで迎えた9回裏、二死一、二塁の場面で右中間へ劇的なサヨナラ3点本塁打を放った。

福岡ソフトバンクホークスは、3点を追う7回裏、一死満塁の好機を作るも、相手の失策による1得点のみに終わり、試合はそのまま9回まで進む。迎えた9回裏、代打・川瀬選手の四球、周東選手の右安打でチャンスを拡大するも、二死となり、敗北が迫る状況で打席には主砲・柳田選手。2球目の直球を見事に捉えると、打球は右中間ホームランテラス席に飛び込む起死回生の逆転サヨナラ3点本塁打となった。

この劇的なサヨナラ打で、福岡ソフトバンクホークスは球団63年振りとなる3試合連続のサヨナラ勝ちとなり、首位を走るチームに更なる勢いを与えた。

スポーツニッポン新聞社提供

――3回目の受賞の感想を一言お願いいたします

「選んでいただき、嬉しく思います。ありがとうございます」

――逆転サヨナラという劇的な1本でしたが、改めて打席振り返っていかがですか?

「4タコ(凡退)で最後5打席だったので5タコになるかなと思いながら打席に行きました」

――一発出れば逆転サヨナラという場面ではありましたが、その意識はありましたか?

「いや、打てるわけねぇなと思っておりました」

――実際は打ったわけですが、それについては?

「いや、もう奇跡が起きたなと思ったので、すごい嬉しく思いました」

――打席にはどんな意識で立ちましたか?

「ヒットで繋ぎたいと思っていたので、なんとかヒット1本打って、後ろのバッターに繋ぎたいなって気持ちだけでしたね」

――打った瞬間はどうでしたか?

「芯に当たったんで、『ウソやろ』って思いましたし、すごい興奮しましたね」

――柳田選手の中で改めてこのサヨナラ打はどういう1本ですか?

「一生忘れないというか、これから10年ぐらいは記憶に残るかなと思っています」

スポーツニッポン新聞社提供

――場内の歓声の雰囲気は体感していかがでしたか?

「たくさんの方が喜んでくださって、4タコの僕を最後まで応援してくださったので、そういう方に喜んでいただけてよかったなと思います」

――また打ちたいっていう気持ちにもなるものでしょうか?

「『打ちたい』で打てるものじゃないと思うんで、欲出さずにしっかり後ろに繋げる気持ちで、『また打てたらいいな』ぐらいで思っています」

――試合前の勝負メシやルーティンはありますか?

「ありません。好きなものを食べて、そのときの気分でやってます。気にせず食べたいものを食べてという感じです」

――長距離の移動は何をして過ごしてますか?

「ドラマを観たり、アニメを観たりしております」

――5月末は交流戦が始まりますが、違うリーグでの戦いで意識は変わりますか?

「意識はしないんですけど、日頃対戦しないチームのピッチャーと対戦できるので、普段よりはわくわくするというか、そういうのがあります。球場も違って雰囲気も変わるので、長いシーズンでそういう時期というのは、意外にリフレッシュになったり...試合は続くんですけど気持ちの切り替えもできます」

――スカパーで試合終了まで視聴し、応援してくださっているファンの方へ一言お願いいたします

「夜遅くまで最後まで諦めずに応援していただきありがとうございます」

※月間スカパー!サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。

文=HOMINIS編集部

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