県内被害2億6730万円 上半期の特殊詐欺、「おれおれ」増120件

県内で今年1〜6月に認知された特殊詐欺の被害総額は約2億6730万円だったことが3日、県警のまとめで分かった。前年同期より約1億9350万円減少したものの、依然として被害は後を絶たない。被害件数(未遂含む)は204件で、前年同期より11件増えた。県警は「電子マネーをだまし取るなど、1件当たりの被害額が比較的少ない犯行が目立つ傾向」として対策を進めている。
 被害の内訳は、おれおれ詐欺が120件(前年同期比46件増)と最も多く、架空請求が54件(20件減)、還付金名目が19件(17件減)、融資保証金名目が10件(1件増)、ギャンブル名目が1件(1件増)と続いた。
 手口は、キャッシュカードを被害者から直接受け取り、口座から金を引き出す犯行が今年に入って目立っている。主に高齢者に対し、警察官や銀行員をかたって「キャッシュカードを確認させてもらいたい」などと電話で告げ、現金をだまし取っている。
 市民の協力を得て、だまされたふりをして現金受け取り役の「受け子」などを摘発したのは17件で、前年同期より9件増えた。
 電子マネーを販売するコンビニ店に対しては、購入客への積極的な声掛けを要請。県警は「金融機関と比べると、阻止率はまだ低い」として、実践的な会議を開くなどして連携を強化している。 (小野寺晋平)

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