驚がく、特大150キロのイノシシ捕獲 「ここまで大きいとは」 農作物被害最悪の城里

驚がく、特大150キロのイノシシ捕獲 「ここまで大きいとは」 農作物被害最悪の城里

城里町有害鳥獣被害対策実施隊が同町徳蔵で箱わなを仕掛け、体重150キロ近い特大イノシシを捕らえた。農作物の被害が後を絶たない同町の山間部では、半年前から大きな足跡が確認され話題になっていた。狩猟歴40年以上の同隊副隊長、笹島憲道さん(68)は「これほどのサイズは県内で初めて見た。田畑を相当荒らしたのだろう」と話している。
 イノシシは丸々と太った体長約140センチ(尻尾を除く)の雄で、推定4〜5歳。町内で捕獲される100キロ超の大物は年間数頭で、150キロは超大物という。4日昼ごろ、わなの異変に気付いた近隣住民から通報を受け、笹島さんと次男の智広さん(35)、有害鳥獣担当の町職員・興野隆喜さん(52)の3人が駆け付けた。
 智広さんは「大きな足跡のうわさは聞いていたが、ここまで大きいとは」と驚いた様子。興野さんは「クマかと思った」と興奮気味に語る。
 箱わなは中に獲物が入ると閉まる鉄製のおりで、町が貸し出したもの。足跡の情報を踏まえ、6月に設置した。
 11月上旬には一度おりに入った形跡があったが、力ずくで扉をこじ開けたとみられ、足跡を残し脱走。約180キロの箱わなは当初の位置から3メートルほど移動していた。
 同隊は狩猟免許を持つ町民31人で構成し、猟銃、くくりわなのほか、町が所有する20台の箱わなも使い活動。本年度、町内では既に過去最多の210頭以上のイノシシが駆除されるなど、成果を出している。
 一方で、本年度の町の農作物被害額は過去最悪ペースの約400万円で、イノシシとの闘いが続く。スイカ、カボチャ、トウモロコシなどを収穫前に食べられたという笹島さんは「(超大物の駆除で)少しは被害が収まってほしい」と願う。(今井俊太郎)

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