生物たちが海の中で生き残るための“戦略”を紹介する企画展「THEサバイバル〜海の中を生き残れ!!〜」が11日、大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館で始まった。色や模様、形など、過酷な環境で生き残るすべを身に付けた生物の、生きた個体や標本計20種約100点などを展示。同館は「普段なんとなく見ていた生き物たちに戦略が隠されていることを知り、深い観察につなげてほしい」としている。5月6日まで。

展示は、来場者が海の世界に迷い込んだ探検家として冒険するストーリー仕立て。周りの環境やほかの生物に擬態する「海のペテン師」、体の色や模様で生き残る「色の魔術師」、ひれやうろこなど特徴的な体の一部を利用する「最強の戦士」、特殊な身の守り方をする「風変わりな生存者」-の4コーナーで構成している。

展示水槽は17槽で、ヒラメやヒトデの仲間など15種類以上の変身レパートリーを持つタコの仲間「ミミックオクトパス」や、赤い体色の魚「アカマツカサ」が海中で見えにくくなる変化を体感できる実験水槽なども設けた。このほか、大きな尾びれを使って狩りをするオナガザメの仲間「ニタリ」の標本や、うろこが変化してできたノコギリエイの口先に触れることもできる。

期間中はクイズラリーや水族館探検ツアー、工作体験教室などを予定している。インスタグラムに、展示室内の「海の神殿」に設置されたホオジロザメのオブジェと撮影した写真を投稿すると、抽選でオリジナルグッズが当たるキャンペーンも行う。

企画展のリーダーを務める魚類展示課の赤井渉さん(25)は「生き物が『どうしてこんな色や形なのか』と注目してもらい、その上で常設展示でも観察してもらえれば」と話した。(磯前有花)