栃木県警が昨年10月、盗難事件の証拠品として押収し、栃木署に保管していたダンプカーが盗まれ、つくば市内で見つかってつくば北署に移した後、再び盗まれていたことが15日、分かった。両県警の合同捜査班は同日、ダンプカーを2度盗んだとして、窃盗の疑いで、男3人=覚せい剤取締法違反の罪で起訴=を再逮捕した。両県警は「盗難防止の措置は講じていたと認識している」としている。

再逮捕されたのは、いずれも無職で宇都宮市南高砂町、青柳勝彦(58)と、常総市水海道栄町、古矢雄一(44)、住所不定、松本一也(49)の3容疑者。県警は3人の認否を明らかにしていない。

再逮捕容疑は共謀し、昨年10月15日午前3時20分ごろ、栃木市箱守町の栃木署北駐車場で、証拠品として保管されていたダンプカー1台(時価50万円相当)を盗んだ疑い。さらに同日中につくば市内で見つかり、同市北条のつくば北署に移送されていた同じダンプカーを、翌16日午前4時すぎごろから約30分の間に再び盗んだ疑い。

栃木県警によると、ダンプカーは同県小山市の工事現場で盗まれたとの被害届が出ており、栃木市の工場で発見して証拠品として押収した。鍵は壊された状態だった。3人は発見時に付近にいたといい、最初の盗難にも関与した疑いがあるとみて調べる。

ダンプカーはつくば北署から盗まれた後、11月9日、つくば市内の空き地に、焼け焦げた状態で置かれているのを県警が確認した。

栃木署はダンプカーが盗まれた時期、台風19号の被害への対応に追われていた。

県警は「証拠品の適正な保管、管理を徹底し、再発防止に努める」とのコメントを出した。