バンダイナムコエンターテインメントの新作スマートフォンアプリ『ミニ四駆 超速グランプリ』が1月15日より配信開始となりました。

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本作は今なお多くの人々を夢中にさせるレーシングホビー「ミニ四駆」をテーマとしており、パーツはすべて3Dスキャンを通して徹底再現されているのが大きな特徴。リアルなセッティングで自分だけのオリジナルマシンが作れるのです。

ボディやシャーシ等の各種パーツはいわゆる「ガシャ」から手に入れるのですが、ちょっと回しただけでも「ミニ四駆」直撃世代の胸を焦がすような、熱い単語がいっぱい!あまりにもテンションが上がったので、無限に引き直しできる初回10連ガシャを回しまくって、出てきたパーツを当時のエピソードとともに振り返ります。あの頃、僕は確かにレーサーでした。

毎月700円のお小遣いでアレコレ工夫してたミニ四駆
ミニ四駆が爆発的に流行っていた当時、弟がいる筆者は「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の星馬兄弟に習う形で、始めに「ソニックセイバー」を購入しました。(もちろん、弟は「マグナムセイバー」)

始めは和気藹々と遊んでいたのですが、周囲の友人から「お前のソニック、なんか黄ばんでね?」と言われるようになってから状況は一変します。確かにソニックセイバーのボディはマグナムセイバーの白と比較して、若干乳白色を帯びていました。今思えば些細なことではあるものの、「黄ばんでる」とからかわれては、どうしても気になります。そんなモヤモヤを救ってくれたのが、「ブラックセイバー」でした。


ブラックセイバーは「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」における初代悪役(後に改心)、「ブラック黒沢」の愛機。リアウイングが可変するという独自の機構が、筆者の心を鷲掴みにしたのです。

「もう黄ばんでるなんて言わせない…!」

しばらくぶりにブラックセイバーの姿を見た時、あの頃の悔しかった気持ちが色鮮やかに蘇ってきました。「僕はブラックセイバーで一番になるんだ」なんて言ってた気がします。


しかし、“ダウンフォース”という耳慣れない単語がカッコ良すぎて、間も無く「トライダガーX」に浮気。「僕も壁走りをするんだ!」と学校の廊下を蹴飛ばしては、担任の先生にめちゃんこ怒られてました。申し訳ございませんでした。


その頃、周囲のミニ四駆男子の間では「トルクチューン」派か「レブチューン」派で、意見(好き好みとも言う)が真っ二つに。しばらく対立が続きましたが、とあるお金持ちの家の子供がタミヤ非公認のごっつい他社製モーターを使い出してからは、「俺たちは争っている場合じゃない」と仲直りしました。歴史的和解。


インターネットなんて使ったこともなかった当時、改造に関する技術や情報は自分が目にしたもの、耳にしたものだけが全てです。筆者の周囲には「ナローワンウェイのスポンジタイヤが一番早い」という説が、半ば魔法の言葉のように飛び交ってました。青いホイールのマシンを見かけるたびに、「やっぱナローワンウェイだな」なんてウンウン頷いてみたりして。もちろん、何一つ理解してはいません。


改造した感じが如実に表れる「スタビライザーポール」やでっかいローラーも大人気でした。やたらコースアウトの心配をしていた記憶があります。ミニ四駆を走らせるコースなんて持ってなく、もっぱら近所の農道や家の廊下でしか走らせないのに。


シャフトの軽量化や駆動周りのパーツを買い換えることが、もっとも手軽かつスピードアップにつながる改造であると気付いたのは、しばらく経ってからのことです。でも限られたお小遣いでミニ四駆を遊ぶと、こういう地味目なパーツよりゴテゴテしたパーツや新しいボディを優先して買いたくなったりするんですよね。


新しいボディといえば、思い出深いのが「ビークスパイダー」。これは「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」において、前述のトライダガーXを切り裂くという衝撃的な登場をしました。当然、筆者も浮気してビークスパイダーを購入したのですが、蜘蛛の巣を表現した網目模様のシールが綺麗に貼れなかったのです。とても不恰好になってしまい、一人で泣いていました。辛かった。



ミニ四駆直撃世代にとって、『ミニ四駆 超速 グランプリ』はまさに思い出のオモチャ箱と呼べるアプリと言えます。パーツひとつひとつを見るたびに、あんな記憶やこんな記憶が蘇ってきて仕方ありません。

ミニ四駆は近年、第3次ブームとして大きな盛り上がりを見せています。ミニ四駆や各種パーツを見て熱い思いがこみ上げてきた方は、この機会にもう一度レーサーとして立ち上がるのも良いでしょう。そう、ミニ四駆は走り出したら、止まらないのですから。

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