13日閉幕の第98回全国高校サッカー選手権でベスト8入りした四日市中央工の3年生MF、森夢真(18)のJ3アスルクラロ沼津(静岡)への入団が14日、決まった。高校卒業後の進路をプロ一本に絞って高校選手権を最後のアピールの場と位置づけていた。「サッカーを続けられることに感謝。チームを勝たせる選手になりたい」と活躍を誓う。

 ドリブル突破や足元の技術の高さで高校1年目から攻撃陣の1人として活躍。3年目は中盤のボランチを務めて視野を広げた。高校最後の選手権は1回戦から準々決勝まで4試合で通算5ゴールを決め同校の6年ぶりのベスト8に貢献。静岡学園FWの岩本悠輝とともに大会得点王に輝いた。

 高校3年間で一番成長したのは「メンタル」。同校からは2011年度選手権準優勝メンバーの浅野拓磨(パルチザン)以来の得点王だが「チームメートがつないでくれたおかげ」と周囲への感謝を忘れない。主将として大所帯のサッカー部をまとめた経験も財産だ。

 沼津から同校にオファーが届いたのは高校選手権直前の昨年12月。試合に集中させたい伊室陽介監督らの意向で、本人に告げられたのは矢板中央(栃木)に敗れた今月5日の準々決勝以降となった。J2以上のクラブとの契約を目指して来たが、育成型クラブとして若手にチャンスを与える一方、中山雅史(52)らベテラン選手も擁する沼津に魅力を感じて入団を決めた。

 同校で面談した沼津の玉手淳一強化担当からは技術の高さを評価してもらい、守備のポジショニングを工夫すればスタメンの可能性もあると励まされたという。1年目の目標を「開幕から出場することもだが、偉大な先輩からいろんなものを吸収する1年にしたい」と意気込む。