【伊勢】日本のサッカーを学ぶため来日している中国・清華大学サッカー部が15日、三重県伊勢市朝熊町の伊勢フットボールヴィレッジで、地元の社会人サッカークラブ「FC伊勢志摩」の指導を受けた。小倉隆史理事長(46)らが、学生たちに基本の動きを実践しながら教え交流した。

 清華大サッカー部員の男女17人が参加。FC伊勢志摩の練習を見学した後、小倉理事長と金守智哉監督(37)の指導を受けた。パス練習で小倉理事長は「ボールをしっかり見て、素早く止めてパスを出す」などとアドバイス。パス回しの実践練習では、学生と一緒になってボールを追った。サッカー日本代表やJリーグなどで活躍した小倉理事長を知る学生も多く、練習後は記念撮影や握手で交流した。

 3年生のリュウ・ミンキさん(21)は「非常にいい経験だった。中国には日本のように子どもたちがサッカーをする環境がない。帰国後、サッカーの裾野を広める活動をしたい」と話していた。小倉理事長は「学びたいという意識を持っていて、反応も良く、楽しく練習できた。中国サッカーが伸びてくる日は遠くない。ライバルとして、自分たちもレベルアップしていきたい」と話した。

 学生たちはこの日、伊勢神宮内宮なども訪問。県が委嘱した「みえグローカル学生大使」として国際交流に取り組む県立宇治山田商業高校の生徒らの案内で内宮と周辺を巡った。

 清華大サッカー部は、サッカー選手の育成方法や、まだ中国にはない社会人クラブなどについて学ぶため10―18日の日程で訪日し、東京、京都なども訪ねる。